心臓は押し出す力しかなく、
普段の生活の中で血液を押し戻すにはふくらはぎや太ももの強力な筋肉の力を使って戻されます。
疲れや凝りが蓄積されると、その機能が弱くなり血流を押し戻す力が激減
血液の中には、行きは酸素や栄養素・帰りは老廃物なども巡ってますので流れが滞ると筋力の回復もできません。
なので上半身を解すには、まず施術の手助けとなる下半身の機能を蘇らすことが必要となります。
足元からの施術を行うと、血流が促進され体温も向上します。
冷えを解消するには、まずここから始めないといけません。
タイ古式は、足元から始まります。
下半身の機能を蘇らす事が、とても体には重要だからです。

多くの人が生活していく過程で、全体的な姿勢が崩れ・定着しています。
中でも背中が丸まると、直接的に内臓を圧迫する姿勢になります。
猫背と言った方が解りやすいですね。
背中のから考えて、前面に目をやると多くの内臓器官があります。
肺・心臓・胃・肝臓・腸…様々です。
これら全ての内臓器官を圧迫してしまっているのです。
苦しくなった臓器は、まともに機能することが困難となり…
肺 =呼吸
心臓=血液を流すポンプ作用
胃 =消化
肝臓=代謝、排出、解毒、体液の恒常性
腸 =消化吸収
が弱って行ってしまいます。
呼吸がつらく、体温が低い・胃がもたれ・毒素が溜まりむくみ・便秘。
あまりいい気持ちで生活出来なくなりますね。
最近の臨場では、脳が各機関に指令を行っているのではなく
各機関が脳へ信号や物質を送っていると言われています。
ストレスを脳が感じたら、そう意識して貰えるように
身体があなたに信号を送っているのです。
ワットでは体の中心である背中にアプローチし、脳に刺激を送り
身体の改善だけでなく、ストレス解消にも試みます。
タイ古式は背中を中心とした、のけぞる様に全体的なストレッチがたくさんあります。
日常生活とは真逆の姿勢を取らせることで、内臓への圧迫を取り除き
血流を改善させ、機能を蘇らせることを目的としています。

お客様によってさまざまな個所がお疲れになりますが
気になるからこそ、そこを集中して解消してほしいのだと思います。
マッサージをご利用なさるきっかけも、そこが発端なので
ワットでは、気になる部位への施術は必須となっております。
凝りの蓄積具合と、お客様の状況にもよりますが
まず最初は、1週間に一回ペースでの施術を受けられることが大事です。
長年の疲労は数時間では中々取りきれないのが事実。
初期の段階では、お身体の疲労部位が一端改善されるまでは連続して行う事が必要となります。
お身体が楽になって来ましたら月1ペースに変えて頂き健全な状態の維持につとめてもらいます。
ワットでは、そんな上半身に最適な手技カームセンを取り入れています。
日本式ジャップセンにより、さらに刺激を加える事も可能です。

カームセン・タイ古式マッサージとは…
タイ古式の手技で指によるマッサージが手薄な、上半身にある背中の十字のエリアに、
揉捏式拇指迫法のライン強化を加えて、よりピンポイントで濃密な施術にしたものです。
筋肉を弾く、日本式のジャップセンの手技を使います。
日本人に特に好まれる指でのピンポイントライン施術。
それを首・肩・背中・腰に配置しました。
当店オリジナルの日本式ジャップセンを、カーム(十字)セン(SEN)に沿って施術。
そして揉みほぐしの後は、タイ古式の独特のストレッチが入りますので
押して、揉んで、伸ばすの完成度高い施術手技です。
【約2500年前】
仏陀の主治医だったシワカ・コマラパが 、インド医学のアーユルヴェーダと中国医学の知識と技術を組合せて誕生させ、タイで独自に発展したのが『タイ古式マッサージ』
【約1800年前の中国】
三国志の中で有名な曹操の典医で麻酔を最初に発明した華佗,、足つぼの起源『足心道』を健康増進のために活用
数多くの手技が生まれ、個々に発展していきました。
『ワット・ドイステープ』
ステープ山の頂上にある黄金に輝く寺院、
チェンマイの寺院では代名詞的な存在
『ワット・ウモーン』
静かな山中に築かれた、
トンネル(ウモーン)内に仏像を置く厳粛な瞑想寺院
『ワット・スワンドーク』
歴代王の遺灰を納める白い仏塔がある
花園 (スワンドーク) と言われる荘厳な寺院
後頭骨や頚椎のバランスに問題があります。
これらの骨の歪みがあると
首から頭にかけて走っている血管を圧迫してしまい、
頭部への血流が悪くなってしまい頭痛になったり、
頭や首の筋肉が緊張して頭が重苦しくなったり
首肩の凝りや目の奥の痛みにつながってきます。
肩こり・首こりになってしまう直接の原因は、
筋肉の酸素不足と疲労物質の蓄積といわれています。

そして、血液の流れが悪くなると筋肉に酸素がきちんと届かなくなり、酸素不足が起こってしまいます。
この結果、筋肉の中に疲労や痛みを引き起こす物質がどんどん溜まっていきます。
これが肩こり・首こりの原因になってしまうのです。
人間の体は痛みを感じると、中枢神経から筋肉を緊張させろという命令が出るので、
どんどん筋肉は緊張していってしまいます。
緊張でパンパンに張った筋肉が血液を圧迫してしまうため、ますます血流が悪くなり、
血液の流れにのって疲労物質を取り去ることが困難になります。
このような仕組みで筋肉の中に疲労物質や発痛物質が溜まってしまって、どんどん痛くなってしまうのです。
筋肉のコリによる肩こり・首こりだけではなく、末梢神経の傷による痛みやしびれも引き起こしてしまうのです。
その首肩周囲の筋肉をマッサージよくほぐして、頚椎・背骨を中心に体のバランスを整えていくことや
硬くなった肩甲骨の動きをつけることにより大幅に改善が期待できます。
特に頭と首の境目が詰まっている方が多いので、ここをしっかり緩める事。
あと胸と首の筋肉のストレッチも非常に有効です。
肩こりの人は肩が内側に丸まっている傾向があります。
これは胸の筋肉が緊張していて、肩を内側に引っ張っているために起こるので、
胸を開くようなストレッチを行います。
首のストレッチは自分の手で頭を前左右にゆっくり曲げるようにして伸ばしていくのが効果的です。
日本人には約3000万人の頭痛持ちがいると言われていますが
そのうちの7割が首・肩こりの影響で起こる
「緊張性頭痛」だと考えられています。
つまり、首・肩こりの改善が、頭痛の改善の
カギになる可能性が高いということです。
首や肩のまわりのこり、腕に症状が及ぶものを総称して頸肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)と呼びます。
共に同じ肩周辺に起こる症状ですが、
肩こりの多くが
「筋肉の血行不良」によって引き起こされるものに対し、
四十肩・五十肩は、
肩の関節、関節周囲の靱帯・筋・腱・関節包などが、
炎症や拘縮を起こすからとされています。
また、痛みや炎症は、
周囲筋をかたくしスムーズな動作を阻みます。
さらにこれが痛みを増強させ、
より動かしにくくなるといいう、
悪循環が繰り返されるのです

肩の関節は肩甲骨(けんこうこつ)と上腕骨(じょうわんこつ)等の骨と
それを動かす筋肉やじん帯などで肩が構成されています。
これらの肩の筋肉と骨を繋いでいるのが腱板(けんばん)と言う腱の集まりに成ります。
腱板は上腕骨と肩甲骨の一部である肩峰(けんぽう)という物に挟まれています。
健康な人の腱板はやわらかく弾力性があるので
腕を無理な方向に動かしたときに肩の関節や骨に挟まれても傷つきにくいのですが。
ところが、年齢を重ねて腱板の老化やスポーツ等のしすぎによって肩の組織が硬くなってしまったり傷ついてしまっていると
それにより腱板は傷つきやすくなります。
また冷えや肩の使いすぎにより普通はあまりしないような姿勢の動作をする事により
腱板が何度も何度も傷ついて行く事で肩の間接の周囲に炎症が起き肩や腕を大きく動かした時に
激しい痛みが走りしばらく腕や肩を動かせなくなります。
これが五十肩(四十肩)です。
五十肩は、冷えにより肩を動かす為の腱板が傷つく事も原因です。
なので温める事が一番効果的です。
ストレッチとしては、腕が上がらないので
その逆の方向に伸ばす施術を行います。
筋肉疲労による腰痛と筋力低下による腰痛の
2種類があります。
血行不良による腰痛は、
運動不足や肥満、きつい下着などが原因で
血行が悪くなるために起こる。
筋肉に疲労物質がたまってこわばったままだと、
筋肉が血管を圧迫するので血行が悪くなります。
そのため、
血液の流れにのせ疲労物質を取り除くことが難しくなり
疲労物質がたまったままになってしまいます。

身体というのは背骨で支えられています。
正しい姿勢であれば、背骨は緩やかなカーブを描いていますが、
これに何らかの負荷がかかることで腰痛を引き起こすことになります。
腰痛で悩んでいる方は、まず本来の背骨の姿であるS字カーブの状態に戻してあげる必要があります。
タイ古式でも、その腰の周りの背中・背骨・臀部・太ももなどからほぐしストレッチをかけて行きます。
そして一番疲労し、血行の滞っている腰部の揉みほぐしとストレッチを重点的に施します。
綺麗な姿勢を保てることと、適度な柔軟性で血行を良くし続けることで
腰のつらさは軽減していきます。